術後~退院前 前十字靭帯損傷 その7
手術も無事に終わり、退院まで頑張るぞ~って気合を入れてる時期です。
術後2日目になると幾つかの管が抜け、車いすで動けるようになります。
それでも、腕、背中、膝に管があるので非常に動きにくい!
ちなみに余談ですが、尿管カテーテルを抜くときはちょっと痛いです。
自分は過去に何回かあるので大丈夫ですが、人によっては悶絶するみたいです。
ともあれ、膝が全然曲げられない!
曲げようとも思わないけど、膝を「ピーン」と伸ばして車いすに乗り、トイレに行くのは非常に苦痛だ。
何回かに一回はぶつけて悶絶している(笑)
術後3日目だと、車いすから松葉杖に昇格します。
全然痛くて動けないが、これもリハビリだと思って、暇さえあれば歩行練習をします。
しか~し!
そもそもこれも間違い!
何れ書きますが、自分が今回入院したのは、整形外科専門の病院で、担当医師は大学病院から助っ人でくる膝専門の方に診てもらってます。
このACLといわれる靭帯再建手術はスポーツ復帰をメインとして行われる術式です。
詳細は医師関係のサイトをご覧になったほうが良いですが、ざっくりいうと。
健常な場所から筋を採取し、それを切れた前十字(後十字もある)の代わりとして繋げて、ビス又はナットで固定をする。
数か月後、筋は一旦壊死するのですが、そこから強度を増し靭帯復活となるのです。
ざっくりなので分かりづらいですが、一般人からすると「なんのこっちゃ」と思います。
ちなみに自分はこのこと医師からは聞いてませんでした。
あとから「こういうことですよね?」って確認して答え合わせしたような感じです。
これから手術をされる方は、しっかりと医師に確認を事前に取ることをお勧めします。
・・・当たり前か(笑)
話を戻しますが、なにが間違えだったかというと、がんばって松葉杖でリハビリしてましたが、術後は極力つなげた筋に負荷をかけず、リハビリをしなければいけないのです。
「・・・どうやって?」
そこで活躍するのが、購入した「装具」です。
自分も後から知って、「なんだよ!このやろー!一度もつけずに大事に保管してただけやろが~!」って思ったのですがこの病院、スポーツ専門ではないので、日常生活が出来れば良いようなスタンスなので、早めのリハビリがどれだけ、今後の復帰スピードに影響するとか、装具の機能とかもわかってませんでした!
そんなことを知らず、なまぬる~いリハビリと自己リハビリで痛みに耐えながら間違ったやり方で、やった気になっていた自分がそこにはいたのです。
とりあえず、退院は早くしたかったので、退院できる基準として膝が決められた角度に曲がるかのチェックをされます。
傷みに耐え、曲がるようになっていたので、医師から「そんなに早く退院したいならいいよ」ってちょっと嫌そうに言われながらも術後8日目に退院できました。
もうひとつ説明されてなかったのが、4日目に全ての管がなくなったのですが、背中に刺さっていた管の意味合いを4日目にして聞きました。
実はチューブの途中に「ボタン」のようなものがあり、痛いときにはこの「ボタン」を押すと鎮痛剤が多く投入されるという仕組み。
はぁ~~~~~!
一番痛かった術後から3日目までに聞いておきたかったよー!
まぁ、後の祭りです。
過去の記事でもありましたが、無知って駄目だと心底思います。
ある程度知識もなければ、医師にも看護師にも確認できない流れ、よくないかもしれませんが、自分の体のことですから自ら積極的に取り組まないと医療系は駄目だなと思いました。
先方さんは生半可な知識で語るなと思うかもしれませんが、もう一方でどうせわからないから、簡単に説明しておこうというのも問題だと思います。
次回は退院での費用と本格リハビリに向けてを書こうと思います。
では。